令和4年度 千葉県公立高校入試講評 <国語>

昨年度との問題構成の大きな違いは、

・選択問題が減り、記述問題が増えた

です。点数の上でも22点中18点分が記述解答(昨年度は21点中11点)となり、昨年度に比べて大幅に増加しました。そして、その中でも「書き抜き」、「抜き出し」以外での記述が2つの大問で合わせて22点分もあり、この記述解答の増加が問題の読みやすさのわりに問題が難しかったと感じさせたのではないかと思われます。

私の教室の生徒達の自己採点を見ても、やはり国語の点数が低い傾向にありました。

例年通り、聞き取り、漢字、読解、作文をこなさなければならず素早く読むこと、素早く判断することも要求されている上に今年度は

素早く記述する

ことも求められました。記述問題は国語だけに関わらず、他の教科の問題も増加傾向にあるので、普段から記述問題になれていくことが入試対策の大きな柱になっています。

ちなみに、個人的な興味なんですが、7問目の作文の問題、

「大人とはどういう人のことを指すのか」

という問いに、生徒たちがどんな作文を書いたのか気になります。

問題

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