”わかりたい”、と思う気持ち

やっと高校生の定期テストが一段落し、ちょっと落ち着いているところです。そこでちょっと気になった点を一つ。

ここ数週間高校生のテスト対策を行っていたんですが、数学の対策が主になります。

そこで、よくある私と生徒の会話、

 

生徒「先生、この問題教えて下さい!」

私「ん!図が描いてない、図を描いたら教えるから、最初に図を描いて!!」

--生徒が図を描く--

生徒「先生!解けました!!」

 

何が言いたいかというと、私は常日頃、数学の問題でわからない問題があったら

”図を描きなさい”

と指導してます。

1.図が描けないときは、問題自体の意味がわかってないので、問題を再度読ませてなんとか図を描かせる。図が違ってても、もちろんOK。

2.図が描けてても、問題の記述と違うときは、読み間違えているので、その箇所を指摘する。

3.図がちゃんと描けているときは、その問題を解く上で必要な公式、手順をちゃんと理解してるかを確認して、再度解かせる。

といった手順で教えますが、何度も言います!

 

「わからなければ図を描きなさい」

 

何度行っても、図を描く前に

「先生!わかりません!!」

と質問する生徒がいます。こういう生徒はいつも決まった生徒です。

図を描くだけでわかる問題もたくさんあります。いつもこう指導しているにも関わらず、図を描く前に

「先生!わかりません!!」

は無くなりません。で、なぜかなぁ・・・・、と。

私の結論は

”わかりたい”、と思う気持ちが足りないんだ!!

です。生徒のやる気も大事ですが、その”わかりたい”と思う気持ちを引き出すのも塾講師の仕事ですね。まだまだ修行が足りない、とちょっと反省。
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