先日教育委員会から、今年度の千葉県公立高校入試の配慮事項が発表されました。
出題範囲の変更です。
国語、英語の変更はありませんが、数学、理科、社会は少し削除されます。
数学・・・標本調査
社会・・・私たちと国際社会の諸課題
理科・・・「科学技術と人間」のうち、「エネルギー資源」、「科学技術の
発展」及び「自然環境の保全と科学技術の利用」と「自然と人間」のうち、「自然環境の調査と環境保全」、「自然の恵みと災害」及び「自然環境の保全と科学技術の利用」
範囲が短くなるのは歓迎するんですが、2ヶ月間の休校、夏休み期間1ヶ月を使って学習の取り戻し、トータルでコロナウィルスの影響は約1ヶ月。そう考えると、ちょっと削除範囲が少ないように感じます。もっと思い切って削除してほしかったです。
英語、国語の削除範囲はありませんし。これでは、指導する先生の方々も、追い込まれるように生徒たちに教えなくていけなくなります。
例えば、東京では、
国語・・・中学3年生の教科書で学習する範囲
数学・・・三平方の定理、標本調査
英語・・・関係代名詞のうち、主格のthat、which、who及び目的格のthat、whichの制限的用法
社会・・・公民的分野のうち、次に挙げる内容
〇 『私たちと経済』の「国民の生活と政府の役割」
〇 『私たちと国際社会の諸課題』
理科・・・各分野のうち、次に挙げる内容
〇 第1分野
・ 『運動とエネルギー』の「力学的エネルギー」
・ 『科学技術と人間』
〇 第2分野
・ 『地球と宇宙』の「太陽系と恒星」
・ 『自然と人間』
三平方の定理の定理がないだけでも、気持ち的に先生たちはスゲー楽になりますし・・・。
もっとも私立高校の入試範囲の変更がなければあまり意味ないですけど。
・中学校等の臨時休業の実施等を踏まえた令和3年度千葉県公立高等学校入学者選抜等における配慮事項について
http://www.pref.chiba.lg.jp/kyouiku/shidou/press/2020/koukounyuushi/documents/r03hairyojikou.pdf
・ 東京
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/exam/files/r3_leaflet/03syutudaihani.pdf